開院10周年祝い
2024.11.04
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木蓮、椿に沈丁花、桜つつじ花水木と街が桜色に包まれる頃、
白金台の三鳴鳥、メジロオオルリ四十雀が美声を競います。
クチナシ、紫陽花、向日葵、蝉の声・・・
いちょうの絨毯が敷かれて白金台が黄色に染まり、どこからか金木犀の香りが漂い始めると、一年の後半が始まる合図です。
満月の夜、虫の声、真っ赤な柿を揺らす夜風。見上げると冬の星座が,何万光年という時間を超えて、暗い冬空を眩しく照らします。
クリニックまでの道すがらこの花時計と星月は、いつも地球の営みを通して時の流れを教えてきました。
11月1日に開院10周年祝いを開催しました。
日頃より大変お世話になっている先生方や関係のある皆様に、これまでの感謝をお伝えするために。
普段は電話やお手紙でのやり取りがメインですが、直接お会いして皆様方とご挨拶できて、良かったです。
精神科医療に対する理解が更に進むことを願っています。地域での信頼関係はとても重要と感じます。
人の一生は星の光に比べれば一瞬の瞬きです。
その一瞬を、患者さんが自分らしく輝けるように、
これからも自分にできる限りのお手伝いをさせて頂きたいと思います。
素晴らしいご縁に感謝し幸せを噛み締めて、決意を新たにした1日でした。