開院8周年

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3月に開院8周年を迎えました。

近隣の薬局さん、医療機関の皆様方、製薬会社の皆さま(意外にもブログ見てます!とのこと…!)、通院している患者さま方…。そしてオクスアイの皆さま。いつも本当にどうも有難うございます。

毎年開院日に温かいメッセージをありがとうございます。

私が精神科の道を歩み始めた頃、「プシコ(精神科医の意味)は何もできないんだから!」「まともに働く気がないから精神科なんでしょ」「自分の知り合いは精神科の病気が治るなんて言うんだよね(笑)」等々、同じ医療従事者である医師からも散々な言葉をかけられてきました。

特に他科の女医さんからの厳しいご意見が・・・(でも、もちろん愛情を持ってご指導して下さいましたよ)

精神科医は怪しくインチキでやる気がない上に楽して儲けようとしている。そうなのでしょうか?

100%皆がそうではない、とは言えませんが、多くはちゃんと信念を持って診療されていると思います。それに精神科医療とはそんなに容易いものではない・・・とも思います。ご本人やご家族にメンタルヘルス上の問題が起きて初めて気づくのでしょう。

一方、治療を経て患者さんが元気になっていく時には、自身の病状を克服して力強く自分らしく生きる姿を見せて下さいます。

『こういう病気になって初めて自分のこれまでの生き方を考えるようになった、これからはそういう考え方ではなく1日1日を満足して前を向いて生きようと思った。本当に苦しく辛かったけれど、そこは病気になって良かったと思えるんです。』

・・・しみじみ出てくる言葉からは人間の精神性の尊厳というものを感じます。

私自身患者さんの生き様から考えさせられたり、人生を教えて頂いているようでこちらの頭が下がります。

患者様からの感謝の言葉は私の診療のモチベーションとなって、更に多くの方に還元したいという気持ちになるのです。

9年目に入りますがこれまで通り、自分のフィールドで理想とする診療に近づけるようまだまだ努力していきたいと思いました。

この日はお祝いのカードに、偶然ですが患者さんからはお肉!や、いつもの大将からは鯵のお刺身を頂きました!
皆様に支えて頂いてるのだなーと感謝の1日でした。