3月、卒業の季節ですね。

クリニックでも病状が改善すると、そろそろ治療は終了ですねと白金台メディカルクリニックから卒業をしていく患者さまがいらっしゃいます。

中には糖尿病や高血圧などと同じように、治療を続けて良い状態をキープする必要がある場合もあります。


症状が良くなりお薬の治療も私のサポートも必要なくなることは、医師として誇らしくもあり、どんな医療従事者にとっても大きな喜びに違いありません。


でも、それだけではなく私が最も感動するのは、患者さまが症状を克服してそれまで以上に成長されたり、強く生きる力や自分を信じる力をつけられた時です。



生きるのが辛くなった時、自分に絶望した時、人生を恨んだ時、もう限界と感じ歩みを止めてしまった時･･･
苦しい時期を、どうにか乗り越えられたのですね。
あなたの苦悩や悔しさ、悲しみを耐えていた姿は、誰にも見せてこなかったかもしれませんが、私は知っています。

診察室で流した涙も、心からの笑顔も、知っています。

もうここからは自分の力を信じて。大丈夫。
もしもまた今後の人生で何かあれば、いつでも私はここにいます。
白金台メディカルクリニックの診察室で、皆さまのご活躍をスタッフ一同願っています。


クリニックを卒業する皆さまへ私からの送辞です。