焦らず、急がず。
今年は私の精神保健指定医や精神科専門医、産業医の更新が重なり、さらに認知症サポート医の申請もあり絶賛勉強中な11月です。
煮詰まっていつもの公園に朝食がてら来ていますが、早朝の公園はいつ来てもほっとします•••
朝活といえば最近始めたピラティスは、意識高い系の方がするものかと思っていましたが楽しいものですね。
意識低い系の私も、寝たきり予防にと始めて効果を感じているところです。
世の中様々な活動をしている方がいる一方で、引きこもりや不登校の方も多くいます。
ハッピー引きこもりという肯定的な生き方も認められつつある中で、不登校に対しても様々な考え方や支援が拡がっています。
中には治療が必要なうつ状態や自閉症スペクトラムの方もいますが、そうではない方の方が多いです。
個人的な見解ですが、不登校の方の状態は、卵や種子の状態であるように見えるのです。
何の変化なく、生きてるのか死んでいるのかもわからないように見えても、その中では来たるべき日に備えて準備をしています。
じっと動かないまま、その中では熱い鼓動を打っているのです。
芽が出る前に、しっかり養分を取り込み、厚い殻を破って出てくるのを1人で待ちながら。
時には過剰なアドバイスや理解のない暴言を浴びているかもしれません。
けれどもいざ世界に飛び出すと、周囲の想像を超えるような活動を始めたり、見事な大輪の花を咲かせることも。
人間は機械のように一斉に同じ速度で動くものではありません。
成長のスピードも様々です。
児童思春期のご専門の先生から、大切なことは周囲が待つことなのだと以前教えて頂いたことがとても印象的でした。
平均寿命が80を超える今の日本社会で、常に周りと同じペースで動かなくても良いのではないでしょうか。
自由に飛び、さえずる公園の鳥たちを眺めながら、そんなことを感じた日曜日でした。