実るほど…

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半年ぶりに、大学病院時代の同僚たちに会うことができました。
もう20年以上前からの、ながーい付き合いの診療仲間です。

研修医で右も左もわからない私を、厳しくも温かく育ててくれたと言っても過言ではないPSW、看護師さん、元秘書さん達。


当時聖マリアンナの通称別2南病棟で勤務していた時、ある患者さんのトラブルでつい感情的になり、
その場の看護師さん達に理不尽に当たってしまったことがあります。

あんなことを言うべきではなかったと後味の悪さを打ち消してしまっていた頃、
何日か経って、私のレターケースにメモが入っていました。

先生があの時、ああいう言動をとられたことは、正直とても残念でした。

そういった内容の匿名の、きれいな手書きのメモを見て、
恥ずかしさと深い後悔とで涙が出そうになった気持ちを今でも忘れません。

医療の現場は医師もコメディカルのスタッフ達も対等で尊重しあうもの。

どこにいる誰かはわからないその看護師さんにも、謝りたい気持ちで一杯でした。
今でもどなただったかわかりませんが、勇気を持って私の誤った態度を指摘してくれたその看護師さんには、
本当に心から感謝しています。



経験を積み年数が経つにつれ、横柄にならず傲慢にならず、謙虚で真摯な人でありたいと思うのです。

それぞれ異なる立場で精神科診療に携わり、医療について真剣に語り合える仲間達と、ファミレスで楽しいひとときを過ごしながらそんなことを思い出しました。

健康情報誌ばらんすのインタビューで、コロナうつについてお話しさせて頂きました。不調を感じる方はお早めにご相談下さいね。

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